CTの被曝について
CT&その他の知識⑩
放射線の被曝量について
CTをとることで被爆量が心配される方もおられると思います。
私たちは生きて生活している限り放射線を浴びております。
これを自然被曝といいますが、この自然被曝が年間で2.4ミリシーベルトです。
自然被曝は2.4ミリシーベルト/年間ですが、当院のCTは1回あたり、0.069ミリシーベルトです。
つまり、当院の歯科用CTを約35回撮影すると自然被曝に相当します。
またお口全体を撮影するパノラマレントゲンが1枚0.0389ミリシーベルトなので、パノラマ2枚分に当たります。
通常歯科医院で撮影する歯科用の小さいレントゲンが0.0163ミリシーベルトなのでCT1枚分がデンタル写真約4枚分です。
また、医科用のCTで撮影した場合が0.6ミリシーベルトなので、医科用CTの約10分の一の被曝線量ですむことになります。
ですからCTの被爆量は医科用に比較して、それほど心配せずにすむと思います。
デンタル撮影では全部の歯を撮影する際14回ほど撮影するので、実は被曝量がCTの2倍ほどになってしまいます。
この様なケースの場合はCT撮影の方が低被曝でかつ多い情報がえられるのです。
診断で必要な際に歯科医師の判断のもと、撮影条件を設定し撮影を行います。
他の比較データとしては
東京‐NYの飛行機往復の際の放射線量は約0.2ミリシーベルトです。
パイロット、CA、乗客は、搭乗毎に歯科用CT撮影と同程度の放射線量を受けていることになります。
当院では、リスクとメリットを考慮してCTの撮影を行っています。
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