マイクロインプラントとは
CT&その他の知識⑧
簡易説明
矯正治療期間中に使用する小さなインプラントです。
一般的な矯正治療では、歯と歯を針金でつなぎ、作用反作用の法則により歯を動かしてきました。
しかし、歯同士での力では不足してしまう場合や、針金で繋ぐ歯がないときは、このマイクロインプラントを用いて、固定源とすることで目的とする歯に力をかけ、動かすことが出来るようにするためのものです。
一般的なインプラントとは違い、かなり小さくまた侵襲も少ないため、局所麻酔のみで対応する事が出来ます。
専門的視野での解説
失った歯を補い、半永久的に骨とオステオインテグレーション(結合組織を介在しない、チタンと骨の直接結合)する一般的なインプラントと違い、矯正治療期間中に使用するオステオインテグレーションしない小さなインプラントです。
矯正治療では、歯を動かすための固定源が他の歯になるため、作用反作用の法則により固定源の歯までが動いてしまい、治療ゴールの限界や矯正期間の延長の一因となっていました。
しかし、マイクロインプラントは顎の骨に埋入するので動かない固定源となり、治療の幅が広がり、また治療期間の短縮が可能になりました。
マイクロインプラントとは、直径1ミリ程度の小さなネジのような物です。
顎の骨に5ミリ程埋入するだけの簡単な処置で、5分程で処置が終了します。
矯正期間中は、マイクロインプラントを固定源として、主にゴムをかけて機能させます。
骨とオステオインテグレーションしないため、矯正終了後、同じく5分程の処置で除去できます。
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