インプラントはチタンでできている 後編
CT&その他の知識④
インプラント以外にチタンを使っているものとは
現在臨床において使用されるインプラントは純チタンないしはチタン合金でできています。
チタンの1910年に単体分離に成功した金属で、特長は、軽い! 強い! 劣化しない!これに尽きます。
実際、鉄の6割の重量で、熱にも強い(融点1670℃)です。
男性である私は何故でしょう、チタンに惹かれます。
何かカッコよくないですか?昔憧れた超合金戦隊ものを思い出します。
実際チタンはその優れた特性のため、医療以外にもたくさんの製品に使用されています。
たとえば戦闘機や潜水艦(F15戦闘機には約5トンものチタンが使われています) もちろん民間の旅客機機体およびジェットエンジンにも使用されています。
また耐食性が必要とされる構造物(瀬戸大橋など)、福岡 Yahoo! JAPANドームの開閉式の屋根(ちなみに屋根の重さ12000トンのうちチタンの使用量は100トン←少ないように思われますが、1990年の建造物全体に使用されたチタンが200トンですからいかに多いかわかります)
もっと身近な所では、自家用車のパーツ、ゴルフクラブ、印鑑、ネックレス、調理器具、メガネのフレームなどなど....
女性の方も身の回りにチタン製も物が溢れています。
ピアスをあけている方はご存知かと思いますが、ピアスのポスト部がチタンでできたものがあります。
これは金属アレルギーがある方にもおしゃれを楽しめるようにチタンを貫通部に使ったものであります。
最近はピアスだけでなく色々なアクセサリーに使用されているようです。
その他、軽くて丈夫なチタン製フライパン(僕も母親に母の日にプレゼントしました)、ダイエットスパッツなどにゲルマニウムとともにチタンが使われています。(効果の程はわかりませんが....)
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