アバットメントとは
インプラントの基本知識⑤
簡易説明
インプラント本体と上の被せ物をつなぐパーツのことです。
それ以外にも、インプラント本体に接続する様々なパーツのことを示す場合もあります。
例えば、歯茎の治りをコントロールするためのパーツ、型取りの為のパーツなどです。
また、既製ものや、オーダーメイドのものまで様々です。
専門的視野での解説
基本的には骨に埋め込むフィクスチャーの部分と、上に被せる歯とを連結する部品をアバットメントと言います。
ただ、上の歯と連結されていなくても、フィクスチャーの上に装着するだけでもアバットメントと呼ばれるものがあります。
ひとつはヒーリングアバットメントというもので、1回法の時もしくは2次手術の時など、インプラントの頭出しをする際に、周囲粘膜の治癒のコントロールを目的としたものです。
インプラントが歯肉に埋まらないようにするためや、インプラントのプラットフォームから歯冠の最大膨隆部までの立ち上がりの形態を整えるために、太さや高さ、形態など様々な種類が用意されています。
他には、インプレッションアバットメントという、インプラントの型取りの際に、インプラントの方向と位置を記録するためのものがあります。
これはメーカーによってはインプレッションコーピングと呼ばれたりしています。
歯と連結されるタイプの一般的なアバットメントにも、既成の安価なものからオーダーメイドの高価なものまでいろいろあります。
アバットメントの種類もインプラントの仕上がりに大きく影響するので、担当医師に確認することをお勧めします。
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