インプラント治療におけるリスクファクターについて
インプラントの基本知識㉑
インプラント治療に対するリスクとは
1.全身的因子
①全身疾患(糖尿病、心臓病、骨疾患、精神疾患の有無など)
② 喫煙
喫煙習慣は移植術、インプラントのインテグレーションおよび長期のインプラント周囲組織の健康に有害な影響を及ぼす可能性があります。
いくつかの臨床研究においては、喫煙習慣がデンタルインプラントの長期および短期のインテグレーションに悪影響を及ぼすという結果が示されています。
2.欠損を生じた原因(う蝕、歯周疾患、ブラキシズムによる歯の破折など)
インプラント治療に際して歯周疾患への感受性やう蝕罹患程度を検査し、他の情報も参考にしてその歯が抜歯に至った原因を探る必要があります。
特に歯周疾患への高い感受性は治療後のインプラント周囲炎への罹患しやすさやとその進行具合に関連すると言われています。
3.年齢
成長期にある若年者については、インプラントは顎骨の成長と協調しないため原則禁忌となります。
4. 患者様の審美性への期待
患者様の審美的な期待とは何か?そしてそれは実現可能か?
治療結果に関して患者様と詳細に話し合わなければ、高い審美的期待を抱いている患者を失望させる結果になりかねません。
5.口腔内の状態
①開口量
②口腔衛生
③歯列の状態
④対合関係
⑤骨状態
⑥欠損部と隣接歯との関係
インプラント治療における最も重要な事とは、「担当医師」との信頼と、「治療内容への理解」です。
カウンセリング時にしっかりと話合いをし、理解を深めた上で治療に取り掛かって下さい。
当院では、患者様と担当歯科医師が「話合う時間」を重要視しています。
患者様は治療内容を、担当歯科医師は患者様の心理状態やお体の理解を深めてから治療に取りかかります。
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