サージカルステントの目的とは
インプラントの基本知識⑯
簡易説明
サージカルステントとは、メスで切開しない術式、フラップレス手術に用いられる器具の名称。
目的は、手術の際インプラント埋入の角度や、深さを正確に固定するもの。
専門的視野での解説
サージカルステントとは、補綴物の装着を考慮に入れた適正な位置にフィクスチャーを埋入するためのガイドとして使用する装置です。
サージカルステントを使用することにより喪失した歯及びそれを支持する組織の構造について確認することができます。
サージカルステントの目的
1、咬合関係を考慮したフィクスチャーとアバットメントの位置を決定する。
2、自然なエマージェンス・プロファイルを得るために必要なカウンターシンクの深さなどの審美性に関わる重要な事項を確認できる。
3、サージカルステントとドリルストッパーを併用すると、フィクスチャー埋入部への方向や深度を損なうことなく使用できるため、神経や血管の穿孔などのトラブルを避けられる。
4、修復物の切端部と唇側の外形を決定する。
5、ゴールドシリンダー、鋳造フレームワーク、及びポーセレンの厚さをあらかじめ考慮してフィクスチャーを埋入できる。
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▽サージカルステントの作製について
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