サイナスリフトとソケットリフトの適応基準とは
インプラント外科知識⑫
簡易説明
サイナスリフト、ソケットリフトと呼ばれる、骨を作り盛る治療ですが、元の骨の厚みなどで、適応基準が定められています。
その他、骨造成術でGBR法やリッジエクスパンジョン法などがあります。
専門的視野での解説
Summersは上顎洞底部の挙上量の平均値をサイナスリフトの1回法で10mm、2回法では12mm、ソケットリフトは3.5mmと報告しています。
最近では様々な上顎洞底粘膜挙上の器具が開発され、加えてSummersのソケットリフト法の操作方法も改良され、より安全で、挙上量も大きくなっています。
ソケットリフトとサイナスリフトの適応基準は、一般的に上顎洞底の垂直的残存骨量が4mm以下ではサイナスリフトの2回法、4~6mmではサイナスリフトの1回法、6mm以上でソケットリフトの適応としています。
ただ残存骨量によってはサイナスリフトとソケットリフトのいずれを選択してもよい場合もあり、それぞれの選択は術者の技量レベルによる場合もある。
【関連ページ】
▽サイナスリフトにおけるOne Windowの条件
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