ZAC pointとZAC lineについて
インプラント外科知識③
簡易説明
ざっくりの説明ですが、口腔内のアーチ形状をザックポイント・ザックラインと呼びます。
骨を作り盛る、骨造成術治療に用いられる専門用語です。
専門的視野での解説
ZAC point(Zygomaticoalveolarcrest point)とは、上顎骨頬側突起基部において上方にカーブした最高点のことをいい、
ZAC line(Zygomaticoalveolarcrest line)とは頬骨突起の下縁アーチの頂点から頬骨歯槽稜の接線を連ねた垂直的延長線がZAC lineといいます。
ZAC lineの有用性
・インプラント骨造成術のサイナスリフトにおける骨開窓部の位置決定の際に、臼歯部が欠損しているため残存歯をランドマークとして利用できないかわりに、ZAC lineが洞構造のランドマークとして有効になる。
・上顎洞粘膜の剥離に最も障害となるのが隔壁である。
隔壁には薄い洞粘膜が付着しており、剥離するにあたって裂開をおこしやすい。
ZAC line前方10mmの範囲は、比較的隔壁の発現率が低いため骨開窓部位として適している。
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