喫煙とインプラントについて
インプラントメンテナンスの知識⑦
インプラント治療と喫煙への配慮
喫煙は様々な健康への被害を及ぼしますが、インプラントへの影響も例外ではありません。
喫煙者の方は、非喫煙者と比べて、傷の治りが悪いことが証明されています。
また歯周病も悪化する傾向にあり、インプラント治療が失敗してしまいやすい、インプラントが成功しても、歯周病になりやすいなどのデメリットがあります。
インプラント手術を受ける前には禁煙をされることをお薦めします。
歯周病と喫煙についての詳細は専門サイトをご覧下さい。
神戸歯周病治療センター|喫煙についてのリスク
1993年に行われた研究によると、非喫煙者のインプラント手術の失敗率が4.7%だったのに対し、喫煙者の失敗率は11.3%にも上り、非喫煙者の2倍以上であったとされています。
特に、上顎前歯の手術成績にはかなりの差が認められています。
喫煙により歯茎の毛細血管が収縮し血行が悪くなるので、創傷治癒が遅れたり、インプラントと骨の結合を阻害したりします 。
歯周病をきちんと治療してからインプラント治療を行っても、喫煙による悪影響から初期固定がきちんと得られない、というケースもあります。
まだ喫煙とインプラント失敗との関連性の詳細は明らかにされていない所もありますが、喫煙者にとって、インプラント手術を受けるには、禁煙も必要な心がけです。
インプラント治療を受けると決めたら、最低でも手術後の1~2ヶ月までの間は禁煙をし、インプラントを長持ちさせる心がけが必要でしょう。
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