プラットフォームスイッチングとは
インプラントの基本知識①
簡易説明
インプラント体(スクリュー本体)とアバットメント(人口歯と本体のジョイント部)の境目をプラットフォームと言いますが、本体の口径よりもアバットメントの高径の方が小さい構造をしているインプラントシステムをプラットフォームスイッチングと言います。
本体、アバットメント、人口歯の詳細説明はこちら→▽インプラントの構造とは?
専門的視野での解説
この構造によりプラットフォーム付近の歯肉の厚みが増し、血液供給が盛んになることで、プラットフォーム周囲の骨の吸収が抑制され、インプラントの予後を向上させます。
プラットフォームシフティングという用語も同様の意味です。
骨が吸収すると、歯肉も退縮し、歯と歯茎の間に本体が露出してしまって審美性が損なわれます。
また、骨が吸収し、本体の骨結合を目的とした粗い表面が露出すると周囲炎のリスクも高まります。
プラットフォームスイッチングは大変有用な技術ですが、一部のメーカーの一部の種類にしか採用されていません。
現在プラットフォームスイッチングを採用している主なメーカーは、
アストラブローネマルク(ノーベルアクティブのみ)、
ストローマン(ボーンレベルのみ)、
3i(プリベイル)、
アンキロス バイコン などです。
【関連ページ】
▽インプラント使用メーカー
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