即時負荷インプラントとは
インプラントの基本知識⑦
簡易説明
即時負荷とは、手術にてインプラントを入れたと同時に上部構造の歯の部分まで装着する治療法です。
治療後その日のうちに食事が出来るようになります。
専門的視野での解説
従来では、インプラント手術後、3~6か月はインプラントと骨の結合を待たねばならず、仮歯を装着してその歯で咬めるようになるまで長い期間を要しました。
しかし最近では、インプラントの技術発展も相まって、一定の条件を満たせば手術と同時に仮歯を装着し、当日から咬むことができるようになりました。
それが即時負荷インプラントと呼ばれるものです。
一定の条件とは、埋入時の初期固定が良好である(35Ncm以上)ことや、食いしばりや歯ぎしりなどの悪い習癖がないこと、口腔内を清潔に保てること、インプラントに無理な力(楽器・仕事・スポーツなど)がかからないことです。
即時負荷は歯を失ってから、手術ですぐに仮の歯が入ることで、患者さんの満足度は非常に高いものとなります。
とくにオール・オン・4などで入れ歯から劇的に固定性の歯に変わると喜びも格別だそうです。
しかし、歯が入ったからといって、何でも食べられるわけではなく、1~2か月は軟らかい物に制限されます。
また手術時の状態が悪いのに無理をして負荷をかけると、インプラントの失敗につながります。
どのような術式も、個々の患者さんの事前の綿密な検査、手術時の状況の適切な把握、知識と経験に基づいた正しい判断が不可欠となります。
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