フラップレス手術とは
インプラント外科知識⑬
簡易説明
通常のインプラント手術は、歯肉を切開し剥離し、顎骨を露出させて手術を行います。
しかし、歯茎の上から骨の形態がほぼ把握でき、かつ骨量が十分な場合、歯肉を剥離せずに埋入することがあります。
これをフラップレス手術といいます。
専門的視野での解説
フラップレス手術の利点は、手術侵襲が少なく、術後の腫れや痛みが抑えられることや、手術時間が短いこと、 歯肉を剥離しないためインプラント周囲の骨吸収を抑制できることなどです。
欠点は、歯肉の下の骨を直接目で確認できないので、埋入角度を誤るとインプラントが骨の外部に突き抜けてしまうリスクが高まることです。
最近はCTの3D画像を利用したインプラントドリルのガイド(サージカルガイド)を使用することで、 コンピューター上でシュミレーションしたのと同じ様に、方向・位置・深さをコントロールできるようになり、フラップレスでのインプラント手術も安全性が高まってきました。
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